就活TACTICS 2017

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最終回 なぜ君の「学生時代がんばったこと」は超つまらないのか (例文付き)

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前回までのおさらい

 

ESで見られているのは、以下の4点でしたね。

 

①内容の分かりやすさ
②あなたはどう考えて行動したのか
③あなたにしかないエピソードか
(④会ってみたいなと思わせる内容か  これは上級編で説明します。)
 
①は、パッと読んでスッと入る
②は、根拠を示すべし
でした。
 
 
本記事では、③について解説します。
 

どこにでもある話に”あなたらしさ”があればいい

 
ここまで読んでいただければ、だいたいお察しのように、ESとは武勇伝を語る場ではなく、これまでこんな風に考えて生きてきましたよ、ということを伝えるものだということです。
 
ぶっちゃけ学園祭実行委員長の話なんてどこにでもある話です。(すごい話だと思ってる人がいたら、考えを改めて下さい笑)
大学の数だけ実行委員長はいるわけだし、おそらく副実行委員長、部門長的なポジションの人も、面接では実行委員長と言うでしょうから、その何倍もの人が似たような話をしますきっと。
 
しかし、学生時代それを頑張ったと思えるのなら、堂々と書けば良いのです。ただ、そこにあなたらしさが分かるような工夫をしましょう。
 

一般論は書かなくていい

前回までの文章を例に考えましょう。

 
(例)
私が学生時代に頑張ったことは、実行委員長として学園祭の運営を行ったことです。1年生の頃から先輩方の運営方法では、外部の人を取り込めず、内輪で楽しむだけの学園祭から脱却できないという思いがあり、委員長に立候補しました。かねてより集客に課題があったため、初めての試みとして、SNSを活用した情報拡散を行いました。結果、歴代最高の来場者数を達成することができました。この経験を通じて、新しい取り組みを積極的に行うことが良い成果を生むということを学びました。
 
 
ここで、気づいて欲しいのは、「まあ、どんな実行委員長でも気になるようなことを改善しただけよね。学園祭に限らずイベント運営なら誰でもこうするっしょ」ということ。つまり、ごくごく一般的な話になってしまい、あなたらしさがないのです。
 
これは多くのESに見られる現象ではないでしょうか。ロジックは通っているし、学んだことも行動に伴っているけれど、心に何も残らない、、
なぜなら、それはあなたのエピソードではなく、一般論だからです。
 
 
では、どうすればあなたらしさを盛り込むことができるのか解説していきます。
 

あなたらしさの盛込み方

やり方は簡単です。
「あなた=〇〇」を書き出すのです。
 
本当にあなたは、「あなた=実行委員長」だけですか?他にいくらでもあるはずです。
 
例えば、
  • 「あなた=慶應生」
  • 「あなた=高校生のときも実行委員長」
  • 「あなた=IT系の会社のアルバイト」
  • 「あなた=根は真面目」
  • 「あなた=大学イチ友達が多い」
  • 「あなた=留学経験豊富」
 
などなど、書き出してみるのです。
これらの「あなた」を学園祭での経験を結びつけることで、 一見バラバラに思える「あなた」が一つにつながっていくのです 。(こういう人慶應にメッチャいるイメージですが、まああしからず笑)
 
 

実際に書いてみた

 
(修正後)
私が学生時代に頑張ったことは、実行委員長として学園祭の運営を行ったことです。1年生の頃から先輩方の運営方法では、外部の人を取り込めず、内輪で楽しむだけの学園祭から脱却できないという思いがあり、委員長に立候補しました。かねてより集客に課題があったため、初めての試みとして、SNSを活用した情報拡散を行いました。この際、これまで作り上げた他大学とのネットワークをフル活用することでオフラインでの集客にも成功しました。結果、歴代最高の来場者数を達成することができました。この経験を通じて、新しい取り組みを積極的に行うことが良い成果を生むということを学びました。
 
 
 
これで、イベントにおける集客という課題を改善したという平凡なエピソードから、人とのコミュニケーションが取れて、かつ、行動に移せるあなたらしさの伝わるエピソードになりました 
 

意識一つでこんなに変わる

 
たった3つのことを意識するだけで、ESはこんなにも変わるのです。ぜひ独りよがりなESにならないように、頑張ってください。
 
 Before
私は、学生時代に学園祭の運営をしたことで、チームワークの大切さを学びました。学園祭の運営を行い、集客に課題があったため、SNSによるPR、チラシ作成、OBと連携した宣伝活動といった努力を通じて過去最高の来場者数を達成することができました。また、パンフレット作成においては、印刷会社と協力しながら、エンターテインメント性をとりいれたものを作ることができました。

 

 
 After
私が学生時代に頑張ったことは、実行委員長として学園祭の運営を行ったことです。1年生の頃から先輩方の運営方法では、外部の人を取り込めず、内輪で楽しむだけの学園祭から脱却できないという思いがあり、委員長に立候補しました。かねてより集客に課題があったため、初めての試みとして、SNSを活用した情報拡散を行いました。この際、これまで作り上げた他大学とのネットワークをフル活用することでオフラインでの集客にも成功しました。結果、歴代最高の来場者数を達成することができました。この経験を通じて、新しい取り組みを積極的に行うことが良い成果を生むということを学びました。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。チョットしたコツでこんなにも変わるのです。初めてESを書く人はだいたいうまく書けないので、この記事を参考にしていただけると幸いです。20数年生きてきたのですから、書くことは山ほどあるはずです。しかし、それをいきなり書けと言われても難しいですよね。だからこそ、短時間でうまく(相手に伝わりやすく)書けるようになるために、まずは全3回でご紹介したようなフレームワークに則って書いてみることをオススメします。
 
 
 
 
 

第2回 なぜ君の「学生時代頑張ったこと」は超つまらないのか (例文付き)

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前回までのおさらい

ESで見られているのは、以下の4点でしたね。
①内容の分かりやすさ
②あなたはどう考えて行動したのか
③あなたにしかないエピソードか 
(④会ってみたいなと思わせる内容か  これは上級編で説明します。)
 
①については、「パッと読んでスッと入る」内容にすべし!ということでした。
まだお読みでない方はこちらの記事をご参照ください。

shukatsunochie.hatenablog.com

本記事では、②について解説します。
 

あなたの考えが知りたい 

なぜその行動に至ったのかを書くべし!

以前、ゼミのOBの方にこんなことを言われました。「どうしてその行動をしたのか。それが一番気になるし、それに対する答えでその人がよく分かる。」と。
 
オトナは違いますねぇ。ただ、未熟な私もこれには大賛成です。
 
ふと、長期インターンをしていたときのことを思い出したのです。社員に何か資料を持って行き、説明をしていると常に「その心は?」と耳にタコができるほど言われていました。
 
何が言いたいかと言うと、仕事において「根拠」というものがめっちゃくちゃ大事ということです。
 
つまり、企業の人は「こいつは、根拠を持って行動しているのか」ということを見たいのであります。
 
そのことを理解したうえで、前回の記事で書いた「学生時代頑張ったこと」を見てみましょう。
 

実際に書いてみる

 
(例)
私が学生時代に頑張ったことは、実行委員長として学園祭の運営を行ったことです。かねてより集客に課題があったため、初めての試みとして、SNSを活用した情報拡散を行いました。結果、歴代最高の来場者数を達成することができました。この経験を通じて、新しい取り組みを積極的に行うことが良い成果を生むということを学びました。
 
 
あなたが面接官なら、
「なんで実行委員長を、やったの?」
「なんで集客に課題があったの?」
「なんでその集客はうまくいったの?」
と、質問したくなるはずです。
 
ということで、これらに対する答えを盛り込んで修正してみます。
 
(修正後)
私が学生時代に頑張ったことは、実行委員長として学園祭の運営を行ったことです。1年生の頃から先輩方の運営方法では、外部の人を取り込めず、内輪で楽しむだけの学園祭から脱却できないという思いがあり、委員長に立候補しました。かねてより集客に課題があったため、初めての試みとして、SNSを活用した情報拡散を行いました。結果、歴代最高の来場者数を達成することができました。この経験を通じて、新しい取り組みを積極的に行うことが良い成果を生むということを学びました。
 
 
例えば、こんな感じです。字数制限の関係から書けることは限られますので、そこは取捨選択が必要ですし、書けなかった部分も面接で聞かれたときのために答えは準備しましょう。
  
さらに、こうすることで、初めに抱えていた問題意識と、学んだことに一貫性が出るため、好印象です。
 

まとめ

大切なことは行動の根拠を示すことです。そしてもっと大切なことは、日頃から根拠を持って行動することです。何事にも「何のために?」「どうして?」という気持ちを持つことで、些細な事にも根拠をもって行動できるようになります。そうすればESなんてサクサク書けるはずですから。
ESで見られている点③「あなたにしかないエピソードか」については次の記事を御覧ください。
 
 
 
 
 

なぜ君の「学生時代頑張ったこと」が超つまらないのか (例文付き)

本記事(全3回)では、ESの定番中の定番「学生時代頑張ったこと」の書き方について解説します。

 

そもそも「人事が気にするポイント」とは?

話は「フツー」でいい

まずは、大前提「めちゃくちゃすごい体験を書く必要は全くない」ということ。なぜなら、企業はそんなスーパーマンだけを採用するわけではないからです。

 

サッカーのチームを作るのに、オリバーカーンばりのゴールキーパーだけ集めても強いチームにはなりません。チームには役割分担が必要だからです。オリバーカーン11人のチームを作るのは、すき家のメニューを高菜明太マヨ牛丼だけにするのと同じくらい愚かな行為ですね。(僕は大賛成ですが)

 

確かに、周りにはすごいやつがいます。海外で会社運営したとか、新規事業立ち上げのリーダーやったとか、途上国でトンネル作ったとか、どっかの学会で賞を取ったとか、宇宙行ったとか、とかとかとかとか、、、すげぇやつはいるもんです。

 

しかし、こんなすごい体験をした人はごく一部であり、面接官はそんなことは気にしちゃいないということを認識することが大切です。

 

面接官がESで着目する点は3点あると考えられます。

①内容の分かりやすさ
②あなたはどう考えて行動したのか
③あなたにしかないエピソードか
(④会ってみたいなと思わせる内容か これは上級編で説明します。)

 一つ一つ細かく見ていきましょう。

ESは伝わりやすいように書け!

「パッと読んでスッと入る」これが理想

ズバリ、パッと読んでスッと内容が頭に入る文章にしましょう。

考えてみてください。人事は1日に何十枚何百枚と、エントリーシートを読まなければなりません。読みづらいものや、印象に残らないものは確実にはじかれます。
だからこそ、パッと読んでスッとはいる印象的な文章でなくてはなりません。

実際に書いてみる

(例)
私は、学生時代に学園祭の運営をしたことで、チームワークの大切さを学びました。学園祭の運営を行い、集客に課題があったため、SNSによるPR、チラシ作成、OBと連携した宣伝活動といった努力を通じて過去最高の来場者数を達成することができました。また、パンフレット作成においては、印刷会社と協力しながら、エンターテインメント性をとりいれたものを作ることができました。

 

巷で言われる、何をしたのか、課題はなにか、どう乗り越えたか、何を学んだかという入れるべき要素は入っています。


しかし、読んでみてどう思いましたか?すっと頭に入りましたか?
おそらく、よく分からなかったはずです。では、なぜ読みにくいのか、どう改善すればよいのかを説明します。

 

なぜ読みにくいのか

  • どの立場で関わったのか分からない
  • 具体的にやったことが多すぎる
  • 一文が長い
  • 順序が悪い
  • 実際に行ったことと学びがつながらない

 

これらを踏まえて書き直すと以下のようになります。

(修正後)
私が学生時代に頑張ったことは、実行委員長として学園祭の運営を行ったことです。かねてより集客に課題があったため、初めての試みとして、SNSを活用した情報拡散を行いました。結果、歴代最高の来場者数を達成することができました。この経験を通じて、新しい取り組みを積極的に行うことが良い成果を生むということを学びました。

 

 

いかがでしょうか。パッと読んでスッと頭に入ってきたはずです。

意識したことは以下の3点

  • 何をした→課題→どう乗り越えた→何を学んだ という流れで書いた
  • シンプルに書く
  • 多くを書かずに言いたいことに絞る

 

 

まとめ

まずは、ESで求められていることをしっかり認識することが肝要です。目指すべき方向を誤ったESはいくらやっても改善はされません。

そして書くうえで、大切なことは、パッと読んでスッと入ることです。自分の自慢話をするのではなく、ESを読む相手に理解してもらうことを考えて書きましょう。

ESで見られているポイント②「あなたはどう考えて行動したのか」については次の記事を御覧ください。