仕事におけるミスに悩み続けた私が見つけた最高の解決策
仕事でのミスはかなりショックが大きいものです。自分だけではなく、周囲の人ひいては社外にまで迷惑をかけることになるので、できればミスはしたくないものですね。
ケアレスミスを連発し、周囲に多大なるご迷惑を周囲にかけ続けた私は、Amazonで「ミス」と名のつく本は片っ端から読み漁り、どうすればミスを減らせるのかを考え続けました。
本記事では、そんな私が試行錯誤を繰り返した結果たどり着いた、「ミスの起きにくい仕事の仕方」をご紹介したいと思います。
では、ミスの原因と対策をセットで書いていこうと思います。自分に当てはまるものについて参考にしていただけたらと思います。
ミス①:メモリーミス
メモリーミスとは、「記憶」によるミスのこと。つまり、「忘れてた!」です。
- 今日までの資料作り忘れてた!
- 会議室とるの忘れてた!
- メール返すの忘れてた!
原因:脳の限界
結局、短期的に人間の脳が記憶できることは限られており、覚えているつもりでも気づかぬうちに忘却の彼方へ飛んで行ってしまうのは人間である以上仕方のないことなのです。
対策:すぐやる、メモする、人に頼む
最もシンプルな解決策は、一旦手を止めてすぐやることです。いきなり飛び込んできたメールや電話は対応が億劫ですが、先延ばしにせずその場でバシバシ打ち返していきましょう。
- 依頼にその場で答える
- メールはその場で返す
- 飲み会の予約はその場で行う
その場で対応ができないものや、覚えておかなければいけないことはメモしましょう。オススメは依頼対応ノートを持ち歩くことと自分のPC内のスケジュールに予定としてぶち込むことです。通知が来るように設定して置くと便利です。ちなみに私がたどり着いた最強のノート活用術はまた別の記事でご覧ください。
- ノートに依頼内容と納期をメモする
- 10/5 AM10:00〇〇さんに返事 という予定を入れる
そして、自分で対応できないことは人に頼みます。大事なのは自分でボールを持ち続けない意識です。できないなと判断したものは、わかりそうな人に相談するのです。
- 分かりそうな人に聞きにいく
- 依頼もとに別の担当者を紹介する
- 依頼メールを転送する
以上、メモリーミスは「すぐやる、メモする、人に頼む」で乗り切りましょう。
ミス②:アテンションミス
アテンションミスとは、「注意不足」によるミスです。つまり「気づかなかった!」です。
- この数字間違ってるの気づかなかった!
- このリスクには気づかなかった!
原因:脳の限界
結局、脳が注意していられる範囲や時間には限界があります。集中力はそう長くは続かず、思いもよらぬうっかりミスをしてしまうのです。
対策:休憩する、確認する、相談する
まずは、仕事中でもしっかり休憩することが大切です。どんなに頑張っても集中力は1時間くらいしか持ちません。集中力が切れた状態で仕事をすれば、普段なら気づくものも気づけなくなってしまいますので、しっかり休みましょう。
- 眠い時は作業をやめて休憩する
- 作業に没頭している時こそ区切りをつけて休憩する
- 甘いものを食べて、糖分補給
- 部署の人たちと談笑する
自分の仕事は責任を持って、自分で確認しましょう。ただ同じ作業をもう一度やるだけではミスに気づきにくいので、オススメは、マクロチェック、逆からチェック、時間を空けてチェックです。
- ゴールとなる数字や成果物が大体イメージ通りかチェック
- 作業や数値を逆の順序で見ながらチェックする
- 今日の作業を明日チェックする
最後に、別の視点で確認するために、周りの人に相談しましょう。思いもよらぬ落とし穴に事前に気づくことができます。
- メールを送る前に見てもらう
- 資料を事前に見てもらう
- 懸念の洗い出しを一緒にしてもらう
以上、アテンションミスは「休憩する、確認する、相談する」で乗り切りましょう。
ミス③:コミュニケーションミス
コミュニケーションミスは、「認識の祖語」によるミスです。つまり「~だと思ってた!(けど違った)」です。
- 提出は明日だと思ってた!(けど違った)
- こうすれば問題ないと思ってた!(けど違った)
- 自分の担当はここだと思ってた!(けど違った)
原因:脳の限界
結局、脳が相手の考えていることを理解するには限界があります。理解しているつもりでも、実は噛み合っていないことでミスにつながってしまうのです。
対策:紙に書く、復唱する
紙に書くことが最も効果的な対策です。理由は可視化できることと自分の頭の整理になるという2点です。人の頭の中で考えていることは、目に見えないため紙やホワイトボード、メールなど目に見えるか形で整理することで、認識の祖語を減らすことができます。
- ホワイトボードで図式化する
- MTGの後は議事メモを送る
その場に、紙とペンなどがなければ依頼内容や、話し合ったことを自分の言葉で復唱しましょう。スパッとまとめて話せば、別に嫌がる人などはいませんし、むしろ間違えないようにする姿勢を評価してくれるでしょう。
- 「整理すると~ですよね」と確認を取る
以上、コミュニケーションミスは「紙に書く、復唱する」で乗り切りましょう。
まとめ
ミスを3つに分類し、それぞれの原因対策を書いてきましたが、言いたいことは「人間は必ずミスをするという前提で仕事をすることが大切」ということです。これさえやればミスがなくなるなんていう魔法の一撃はないですので、小さなことの積み重ねをしていきましょう。
もちろん、"脳の限界値"を高める方法はいくらでもあり、それも挑戦すべきことですが、放っておくとミスは出るものだという意識を持つことは非常に重要なことだと思います。
最後に、オススメの本を紹介しておきますので、良かったら読んでみてください。