第2回 なぜ君の「学生時代頑張ったこと」は超つまらないのか (例文付き)
前回までのおさらい
ESで見られているのは、以下の4点でしたね。
①内容の分かりやすさ
②あなたはどう考えて行動したのか
③あなたにしかないエピソードか
(④会ってみたいなと思わせる内容か これは上級編で説明します。)
①については、「パッと読んでスッと入る」内容にすべし!ということでした。
まだお読みでない方はこちらの記事をご参照ください。
本記事では、②について解説します。
あなたの考えが知りたい
なぜその行動に至ったのかを書くべし!
以前、ゼミのOBの方にこんなことを言われました。「どうしてその行動をしたのか。それが一番気になるし、それに対する答えでその人がよく分かる。」と。
オトナは違いますねぇ。ただ、未熟な私もこれには大賛成です。
何が言いたいかと言うと、仕事において「根拠」というものがめっちゃくちゃ大事ということです。
つまり、企業の人は「こいつは、根拠を持って行動しているのか」ということを見たいのであります。
そのことを理解したうえで、前回の記事で書いた「学生時代頑張ったこと」を見てみましょう。
実際に書いてみる
(例)私が学生時代に頑張ったことは、実行委員長として学園祭の運営を行ったことです。かねてより集客に課題があったため、初めての試みとして、SNSを活用した情報拡散を行いました。結果、歴代最高の来場者数を達成することができました。この経験を通じて、新しい取り組みを積極的に行うことが良い成果を生むということを学びました。
あなたが面接官なら、
「なんで実行委員長を、やったの?」
「なんで集客に課題があったの?」
「なんでその集客はうまくいったの?」
と、質問したくなるはずです。
ということで、これらに対する答えを盛り込んで修正してみます。
(修正後)
例えば、こんな感じです。字数制限の関係から書けることは限られますので、そこは取捨選択が必要ですし、書けなかった部分も面接で聞かれたときのために答えは準備しましょう。
さらに、こうすることで、初めに抱えていた問題意識と、学んだことに一貫性が出るため、好印象です。
まとめ
大切なことは行動の根拠を示すことです。そしてもっと大切なことは、日頃から根拠を持って行動することです。何事にも「何のために?」「どうして?」という気持ちを持つことで、些細な事にも根拠をもって行動できるようになります。そうすればESなんてサクサク書けるはずですから。
ESで見られている点③「あなたにしかないエピソードか」については次の記事を御覧ください。