「就活カッコ悪い」とか言う前に行動すればいいじゃんという話
日本の就活はおかしい。
言われてもないのに、みんな同じリクルートスーツを着て、
ついこの前まで茶髪巻紙ロングだった子が、黒髪を後ろで縛り、
いらないパンフレットばかり持って帰るハメになる合同説明会に行き、
人事を神のように崇め、ペコペコしまくり、
しまいにはお祈りメール。
日本の就活はおかしい。
もっと自分をしっかり判断してくれる方法があるはずだし、
自分はもっと優れた人間だし、
みんなと同じことはやりたくない。
などと甘ったれた考えの学生は少なく無いだろう。
そして、大学にはこんな雰囲気が漂ってはいないだろうか。
就活必死に頑張ってる奴カッコ悪い
日本の就活おかしいっしょ。
御社御社と言いまくり、嘘ばっかついて、何が楽しいの?と。
そんな就活一生懸命やってるやつかっこ悪くね?と。
生まれも育ちも日本の学生が、こんなことを言うのである。
自分に都合の悪い事になると、あーだこーだと饒舌になる。
大教室で発言の一つもできないくせに。
私は、半分賛成で、半分反対である。
確かに、日本の就活は異様だと思う。
合同説明会などなんの意味もないと思った。私の友人はあまりの人の多さと異様な雰囲気で貧血になったほどだ。
しかし、だからといって就活を非難したところで、変わらないし、ましてや内定など貰えないのだ。
そんなに嫌なら、就活をせず、起業すればいい。随時採用しているベンチャー企業に就職するならそれもいい。
そういう選択は大賛成だ。しかし、就活に難癖つけてる人に限って、いわゆるとりあえず有名な大手企業に就職したいという浅はかな人ばかりではないだろうか。
起業したり、ベンチャーに行くようなイケてる奴(私は、こういう人たちが一番イケてると思っている。私はなれなかった)は、こんなくだらない就活に見向きもせず、自分の道を歩んでいるのだ。一方、しっかり大手企業からの内定を取っていく学生は、OB訪問、企業研究、インターンなど、着実に行動を起こして前に進んでいるのだ。
学生の殆どは、どこかの会社に就職しサラリーマンになるわけだし、自分がその道を行くとわかっているなら、そこに向かって努力すればいいだけじゃないの?と思うのである。
就活なんてカッコ悪い。したくない。けれど、誰もが知ってる有名企業からの内定は貰いたい。
こういう学生が一番アホだし、そんなうまい話はない。目を覚ませと私は言いたい。
勉強しないくせに、みんなやるからとゼミに入り、
なんとなく、サマーインターンには参加だけして
しまいには就活カッコ悪い。
どこまで中途半端に過ごせば気が済むのだ。
あーだこーだ難癖つけてないで、行動してみりゃいいじゃん。
就活カッコ悪いとか言うのは勝手だけど、所詮君みたいな学生がツイッターで憂さ晴らしのつぶやきをしたところで、この就活は何も変わらないと私は思う。
就活の非難とかショボいことしてないで、さっさと行動を起こすことをおすすめします。
結局大したとこからも内定もらえない人のほうがずっとダサいと思うからね。
長期インターン経験者が就活で無双する4つのワケ
そもそも長期インターンとは?
長期インターンとは、一言で言うなら「ほぼ社員としてその会社で働くこと」と定義して問題ないと思います。ですので、求められる水準は当然高くなります。
では何を求められるのか、アルバイトとの比較で挙げてみます。
出勤日数
大体週3~としている会社が多い印象です。仕事を早く覚えてもらいたいので、週5とか当たり前です。
勤務時間
9時~18時が一般的。他の社員と同じです。とかいって実際21時位までやったりします。
成果
結果にコミットすることが求められます。職種によりますが数値目標が課せられます。
頭脳
一人の戦力として考えられるので、面接でもバンバン落とします。
何らかの実績
業務に関する経験がある方が好まれます。IT系ならプログラミングとか。
採用に直結
インターンからの新卒採用と言うのは確実に視野に入れています。コストもだいぶ抑えられますし。
とまあ、ほぼ社員として会社として働くとはこういうことです。
インターンの仕事内容とは?
もちろん会社によって異なりますが、インターン生は主に、社員のアシスタント的立場で仕事をすることになるかと思います。
例えば、資料作成や調査、セミナーの運営等です。
そして、だんだんと結果を残していくと、少しずつ大きな仕事を任せてもらえるといった流れでしょうか。
インターンを通じて得られること
インターンに関する理解ができたところで、その経験で得られるものを説明しましょう。
大人と接することができる
これが一番大きいと思います。常に社会人に囲まれているので、視点が学生のものより一段高くなりますし、大人が怖くなくなります。そのせいで私は、22に見えないと言われるようになってしまいました。
圧倒的なダメ出しを受けることができる
社会人は真剣です。舐めたことするとボコボコにやられます。大学生の生活はヌルすぎるので、ガッツリダメ出しを受けた人は一回りも二回りも成長できるのです。
人脈が広がる
その会社の人はもちろん、別の会社とのつながりもあるのでどんどん人脈が広がります。
自分の意見を持てるし、主張できるようになる
これができないと、会社に入れなくなります。というかそんな人は無価値です。自然にこれが身につくというのは大学生活ではなかなかない貴重な経験です。
リアルな会社を見ることができる
会社は外から見るのと、中に入るのとではまるっきり違います。社会人がどんなことを考えているのか、どんな働き方をしているのかなど肌で感じることができます。
業界を知ることができる
働いていれば、嫌でもその業界に詳しくなります。
仕事の進め方を学べる
社会人としてのマナーはもちろん、仕事の基本について学ぶことができます。
長期インターン経験者が就活に強い4つのワケ
長期インターン経験者は圧倒的に、面接で強いです。
以下、性格悪いやつだと思われるのを承知で書きますが事実です。インターンの経験が面接でいかに有理に働くかを知ってもらいたいです。
大人に慣れているので面接で緊張せず堂々としていられる
ぶっちゃけ、仕事に対するプレッシャーに比べたら面接なんて屁でもないです。なんなら、この人頼りねえくらいに思ってました。
自分の意見を持つ癖が付いているので難なく質問にも答えられる
周りの人が難しがってる質問、何が難しいのかよくわかりません。間違っていても、自分なりの意見を言えばいいやと素直に思えるので、「ちょっと考えます」とか言って、焦らずに答えます。
ネタが豊富なうえにおもしろい
面接官はサークルとバイトの話ばっか聞かされて飽きてますので、知らない業界の知らない仕事の話は興味を持って聞いてくれます。学生は得意分野なので面接官の質問にも答えられます。受かります。
大人のツボがわかる
「それ仕事でも大事だよ、いい気づきだね」と何度言われたことか。この学生は仕事もスムーズにやってくれそうと面接官も思ってくれるでしょう。
こんな具合にインターン経験者は、のほほ~んと学生時代を過ごした人よりも、話していて面白いのです。だから面接も受かりやすいし、なんならESで書くことに困りません。
インターンの選び方
長期インターン挑戦したくなりましたか?
しかし、焦ってはいけません。インターンを選ぶ際の注意点を記載しておきますので参考にしてみてください。だいぶ直感的な要素もありますが、あながちずれた話ではありません。
採用サイトが充実しているかどうか
学生と会社をつなぐのは「採用サイト」です。ここが充実しているということは、採用に力を入れている証拠です。
もろもろの手当
時給もそうですが、交通費が馬鹿になりませんので、きっちり支給してくれる所が良いでしょう。
そもそも有給なのか
会社の評判
インターン探しにおすすめなサイト
キャリアバイト
複数のサイトを比較するまでもありません。ここだけ見てれば十分です。(回し者ではありありませんよ。)
まとめ
長期インターンは、非常に学びの多い経験であることは間違いないです。私自身、就活を意識して始めたわけではありませんでしたが、結果的に就活における副産物がすごかったので、紹介した次第であります。
まあ、そもそもインターンを調べようとするような情報感度の高さだったり、行動力がこの結果を招いたとも思ってますが、ぜひみなさんも挑戦してみてください。
面接で自信みなぎる学生になる魔法のルーティーン
本記事では、面接での緊張をほぐすルーティーンについて解説します。
やべえ緊張する。ああ、吐きそう。あー、志望動機なんだっけ。てか、周りのみんな頭良さそうじゃん。あー吐きそう。やべえ、ちょっと吐いた。
こんな感じで、面接に臨んでいる学生はいませんか。
それきっと緊張しすぎです。いや確実に。
面接官から見るとこんな感じに見えてます。
弱々しく、自信がない、頼りがいのなさそーな学生。
そう思われた学生は落ちます、確実に。
では、どうすれば、自信満々で、どんな困難も乗り越えていけそうな、伊藤英明的な、坂口憲二的なナイスガイになれるのか。見た目の話ではありません。内からみなぎるエネルギーが溢れまくってる感じです。こんなライオンのように。
気持ちの問題
面接かあ。ま、今日も楽しくおっさん達と話してくっか!いや~盛り上がっちゃったなあ!次も俺の昔の話たくさんしてやろーってと!
こんな心持ちで挑んでいる学生は、自信がみなぎって見えるでしょう。とある面接官によると、そういう学生は光って見えるそうです。会場に入ってきた瞬間にビビッと来るとか。
要は、どんな心持ちでいるかが、表情や態度に表れるのですね。
こういう学生はスポーツに打ち込んできた体育会の学生に多い印象です。プレッシャーのかかる場面で実力を発揮することを求められた環境に身をおいてきた人にとっては面接なんてきっと大したことないですからね。しかし、みんながみんな体育会の学生ではありません。そんなあなたも、実は簡単にナイスガイになれるのです。
超簡単にナイスガイになるには
ナイスガイ、つまり、自分を表現しなければいけない時に緊張することなく素でいれる人間になるために超簡単の方法があるのです。
それは、1日2分間だけパワー・ポーズをする。それだけ。
ハイパワー・ポーズとはこんなポーズを言います。
逆に、ローパワーポーズはこんなポーズです。
このポーズに関して興味深い実験をご紹介します。
ハイパワーポーズとローパワーポーズのどちらかを複数の学生に事前にしてもらい、かなりプレッシャーのかかる面接を受けさせます。すると、その面接の様子を見ていた別の採用担当者は、全員ハイパワーポーズの学生を「採用したい」と指名したそうです。
ハイパワーポーズをすることで、自信のみなぎるナイスガイに変身したのです。つまり、面接前にこのポーズをすることによって、面接官の目には自信のある学生に映り、採用したいと思うのです。
にわかに信じがたいことですが、より詳しく知りたい方はこちらのハーバード大学のエイミー・カディによるプレゼンをご覧ください。実に力が湧くプレゼンです。
私も面接前にトイレの個室で、これをやることを習慣づけていました。すると不思議な事に、これをやると人より自信がつくような気分になり、歩幅が大きく、胸を張って歩けました。
まとめ
全ては気持ち次第です。その気持ちをどうするのも自分次第。習慣づけて自信みなぎる人間になりましょう。
以下は、今回ご紹介したパワー・ポーズに関する書籍ですので、興味のある方は読んでみてください。面接のみならず、人生が好転させていくために、必要な考え方ではないでしょうか。
面接の逆質問にはゼミ活動が生きるって本当!?
本記事では、多くの学生が悩む「逆質問」について、その攻略法を具体例を示しながら
解説します。逆質問とは?
逆質問とは就活をすれば誰しもが耳にする言葉ですね。面接官からの質問に対して、学生側からする質問を「逆質問」といいます。面接の最後に、「最後に何か、聞きたいことはありますか?何でも答えますよ」というアレです。
私も含め、多くの学生はここで何を聞けばいいのか悩んでしまうものです。また、面接の最後だけでなく、面接自体がもはや逆質問しかない面接もあるようです。席に着くなり、「なんか聞きたいことない?」と言われるわけです。
ですので、「逆質問なんて、一つ位すればオッケーでしょ」と高をくくらずにしっかり準備する事が必要です。
サークルの新歓活動から考える逆質問とは
面接官が逆質問で何を見ているのかが分からないという学生は、サークルの新歓活動を思い出してみてください。
上級生になって新入生を自分のサークルに勧誘する、いわゆる新歓活動では新入生たちといろんな話をするでしょう。
学部はどこなの?
なんでこのサークルなの?
高校時代は何部だったの?
今どこ住んでるの?
うちのサークルはこんな活動をしているよ
など一通り、説明したら最後にこう言いませんか?「なんか他聞きたことない??」と。
印象に残る子って、その時、目を輝かせながらいろんな事聞いてくれる子ではありませんか?
面接における逆質問もこれと同じではないでしょうか。逆質問で何を見ているか、それは、企業研究をいかにしているかであり、コミュニケーション能力があるかであり、うちの会社にどれくらい興味があるかであります。
要は、逆質問とは新歓での「なんか他に聞きたいことない?」と一緒なのです。
質問の考え方
逆質問の重要性が分かったところで、逆質問の準備の仕方を説明します。質問には大きく分けて2種類あると考えます。「疑問解決型」と「対話型」です。ではそれぞれについて、見ていきましょう。
疑問解決型
これはそのままで、就活を通じて疑問に思ったことを素直に聞くものです。業界研究、企業研究を通じてわからなかったことを聞けばよいのです。また、業務内容や志望動機など、面接官個人への質問も良いでしょう。以下に、私が実際に行った質問を掲載します。
理系の知識が必要だと思うのですが、日頃どういった勉強をするのですか?(某メーカー)
メーカーでは担当する商品によっては、専門的な知識が必要になることがあります。文系の自分はどのようにキャッチアップすればよいのかが気になって質問しました。
説明会で使われたスライドのグラフの値について(某外資系IT)
単純にグラフについて疑問に思ったことを聞きました。普段データを扱うゼミのため、グラフの違和感には敏感です。
ものづくりに携わっていると感じる瞬間を教えて下さい。(某メーカー)
文系でもものづくりに携われます的なことを説明会で言っていたので、気になったので質問しました。
内定をもらった企業の中からどうやって決めましたか。(OB訪問)
面接で、いくつか企業から内定をもらったら最後どう決めますか?の質問対策を兼ねて。
これまで一番刺さった言葉を教えて下さい(必ず聞いていた)
毎回「そんなこと初めて聞かれたなあ」と言われました。真剣に考えてくれて、面接という決まりきった会話ではなく、生の会話をした印象が残ります。この質問をすると、座右の銘に近い名言が聞けるだけでなく、先輩や後輩、取引先とのリアルな話を聞けます。
対話型
これは、自分の意見を交えて面接官と軽く議論するような質問です。このように、業界周辺の情報を集め、自分なりの意見を持っていることは評価につながります。 以下に、私が実際に行った質問を掲載します。
ぶっちゃけクレジットカードとかいらないと思います。ゲートくぐれば会計できるような仕組みがあればもっと便利なのにと思うのですがどうでしょう。(某カード会社)
これはとても盛り上がりました。カード会社の人にカードなんていらないと言うのは勇気のいることですが、実際そうですし、きちんと業界研究しているからこそ話が盛り上がりました。そしてここで得た意見を、別の面接であたかも自分の意見かのようにとうとうと話したことは秘密です。
どうして他の競合他社は電力自由化に参加しているのに御社はしないのですか?(某通信会社)
その時期に話題になったニュースとリンクさせて話しました。
自動運転の実現が遅れる障壁として、公共交通機関が発達していることと、法整備があげられると思いますが今後どのように対応していくのでしょうか。(某IT企業)
実際に関連書籍を読み情報を集め、自分の意見をまとめて質問をしました。その会社の人が書いている本を読んでみると質問に説得力が付きますし、研究熱心さをアピールできます。
私は人事ではないので、逆質問をどのように見ているかは正直わかりませんが、新歓の「他に聞きたいことない?」理論でいけば、聞き飽きた質問は答えるのも面倒なはずです。聞き飽きたサークルや留学の話を延々聞かされている面接官ならなおさらです。
ですので、説明会などでよく出る「これまで大変だったことは何ですか?」的なクソみたいな質問はしないほうがいいかと私は思います。そんな質問はぜずに、自分が本当に知りたいことを整理し、万全の準備で臨むべきです。
良い質問をするには?
そもそも良い質問とは何でしょうか?繰り返しになりますが、サークルの新歓理論で考えて、「この子おもしろい、サークルに勧誘したいな」と思うような質問です。
ポイントは大きく分けて、3つあります。
①きちんと調べてきてるかどうか
②本当に興味があるかどうか
③鋭い着眼点かどうか
①は準備をすれば問題ありません。②も興味があればよいです。
大事なのは③です。興味があって調べたけど、その質問聞き飽きたよ的な質問をしてしまってはもったいないです。
ではどうすればよいのか。③のポイントを抑えつつ①②をしなければいけません。
ここでようやくタイトルに関連した話をします。良い質問をするには、ゼミ活動が生きるのです。
ゼミ活動を通じて質問力をつける
良い質問、すなわち興味を持って調べたうえで鋭い質問をする力を質問力とするならば、その力はゼミ活動で身に付けることができます。
ゼミは大学で数少ない少人数での授業形態です。誰かが発表し、それに対して他の学生と教授がそれに対して反応し、議論が起こる。こんなスタイルのゼミが多いのではないでしょうか。
しかし、 実際のところ、どれだけ活発に議論が起きているでしょうか。発表はテキトー、聞いてる人は少なく、発表が終わるとなんとなく拍手だけして終わり。といった現状ではないでしょうか。
これは非常にもったいないです。ここで質問をしまくって質問力をつけましょう。疑問に思ったこと、発表の中での矛盾、グラフの意味など、質問できる要素はたくさんあるはずです。
ここでたくさんの質問をしていくことで、何が身につくかというと、「他の人が見過ごしてしまうようなことに気づく力」です。そして気づいたことについて質問すると周りの人は「ホントだ、気づかなっかった、あいつすげー」となるわけです。
鋭い視点とは、つまり、人が気づかないことに気づく力です。これを就活にも応用しましょう。説明会での社員の言葉、企業研究で感じた疑問や矛盾をまとめて、面接官にぶつけるのです。
まとめ
逆質問は、決しておまけではなく、自分をアピールする絶好の機会だということを心に刻んでください。面接中多少失敗しても、ここで挽回できると言っても過言ではないでしょう。
そのために、必要な準備を重ね、質問力を磨くように日々のコミュニケーションやゼミ活動での意識を変えてみることをおすすめします。
以下に、おすすめの書籍を掲載します。興味のある方は読んでみてください。
もうこれで「面接で答えに詰まる」なんてことはなくなります。
本記事では、面接での鋭い質問への対処法を解説します。
企業研究をして、バッチリ志望動機を考えてきても、面接官からの鋭い質問や、予想外の質問に詰まってしまって、あとはグダグダに。
なんて経験はありませんか。そうならないてためには、どうすればよいのでしょうか。
面接前にほぼ勝負は決まっている
より厳密に言えば、面接で話す内容を実際にやっていた時にすべて決まると言っても過言ではありません。例えば、学生時代に頑張ったことで、サークルの話をするならば、その活動にあたってどんなことを考え行動してきたかによって、鋭い質問に答えられるかが決まってきます。
鋭い質問とは、自分の気づかなかった面について聞かれたり、矛盾点などの痛いところを突かれるものを言います。自分が日頃からあらゆることにアンテナを張り、自分の頭を使って困難を乗り越えてきたのならば、しっかりと応えることができるでしょう。
何も考えず、ちゃらんぽらんな生活をしてきた学生は、鋭い質問どころか、オーソドックスな質問にすら答えられないでしょうから、そういった人の話は省きます。
ですので、しっかり自分なりの考えのもと行動してきたつもりなのに、面接ではうまく話せないという人のために、以下では、そういった鋭い質問に対応するための準備の仕方を解説していきます。
過去・現在・未来の視点で物事を見つめる
自分が話す内容に関して、現在・過去・未来の3つの視点で自分に対して質問をしながら考えるとうまく整理できるでしょう。
実際にやってみる
例えば、サークル活動について面接で話すと想定してやってみます。
過去
その活動を始める前の話
- どうしてそのサークルの活動をしようと思ったの
- その活動をする前は何をしていたの?
- その活動以外の選択肢はなかったの?
- 具体的にその活動にどんなイメージを持っていたの?
現在
その活動をしている時の話
- どんなことをしたの
- 課題は何?
- 周りの人の反応は?
- その経験は他に活きた?
- 何を学んだ?
- どう感じた?
未来
その活動が終わったあとの話
- 評価するなら何点?
- 足りないところはどうすればよかったと思う?
- 次の目標は?
- 後輩への引き継ぎは?
幾つか例を挙げるとこのような質問内容になるかと思います。あらゆる角度から質問することも大切ですが、まずは過去・現在・未来という枠組みを使うと整理されやすいでしょう。
自分の行動を整理するとはこういうこと
こうした質問に対する答えをきちんと考え用意しておくことで、仮に全く用意していない質問が来たとしても、準備の段階であらゆることを考えているので、何らかの答えは導き出せるはずです。
単に、「あれをしてこれをしてこうなった」というストーリーをなぞるだけでは、不十分です。その時自分がどう思ったのか、周りがどう思ったのかなど、より深い部分での整理が重要なのです。
みんなに反対された経験は大きなポイント
このように整理しろといっても、時間もかかりますし、難しいかもしれません。そこで、整理するきっかけとなる重要なポイントについてご紹介します。それは、周囲に反対された経験です。
自分の行動や、提案に反対された経験は、あるはずです。団体で行動をしている場合、それぞれが色んな意見を持っているので、反対意見が出るのは当然ですね。では、なぜこれが大きなポイントなのか。
それは、反対されたということは、逆に言えば自分が信念や強い思いを持っていてかつそれを主張したということだからです。
反対されて対立が起きたかもしれませんが、そこであなたがどのような行動をしたのかが重要です。
あなたはどのような行動をしましたか?どのような立場でその対立を収めていきましたか?どのような思いで過ごしていましたか?思い起こしてみてください。
その部分は、あなたにしかないエピソードですので、面接官も興味を示し質問をしてくるポイントでしょう。
自分がどんな思いを持っていたのか、どんな行動をしたのかをもう一度掘り起こして整理してみてください。
まとめ
質問が鋭いと感じるということは、準備が足りないということです。できるだけどんな質問でも答えられるように、今一度自分の行動を振り返っておきましょう。
就活生が情報収集のために愛読すべきメディア 7選+α
就活において情報収集は非常に大切です。会社のこと、選考フローのこと、最近のニュース、などなど知っておくべき情報が多い。ただでさえ、ESや説明会、面接と多忙を極める就活においては、できるだけ効率的にかつ、必要な情報だけを集めたいはずです。そこで、あらゆるメディアに「いいね!」をして毎日のようにFacebookのフィードに大量に情報が降ってくる私が、オススメのメディアをご紹介します。
NewsPicks
私が最もおすすめするのがこのNewsPicksです。これは、ビジネス向けのニュースが分野ごとに分かれており、無料(一部有料)で読むことができます。特徴的なのは、Pickerと呼ばれる人々が、各ニュースに対して意見を載せていることですね。
中でもプロPickerと呼ばれる著名人の意見を読むことができるのがメリットです。一つのニュースに対し、様々な角度からの意見を知ることができるので、勉強になるし、面接で使えたりします。時期によって様々な特集が組まれており、読んでいて面白いと思えるものばかりです。
注意点としては、検索機能に制限があることです。しかもたったの5回くらいです。ですので「このキーワードに関するニュースを読みたい!」と思って検索するのはいいですが、5回くらいしかできないので、ご注意を。もちろん有料会員になればいくらでも検索できます。
東洋経済オンライン
独自取材を行ったビジネスや経済に関するニュースを全記事無料で読むことができます。東洋経済は「ホワイト企業ランキング」や「年収ランキング」といったランキングものをよくやっていますね。実は就活生には馴染みのある四季報もここから出ています。
これは、NewsPicksとは異なり、いくらでも検索できる所が良い点ですし、業界の中でのその会社の位置付けなどもわかるため、非常に役立ちます。受ける会社に関する記事をまとめて読み漁りたい時などは、特に重宝するメディアといえるでしょう。
日経テレコン
https://t21.nikkei.co.jp/g3/CMN0F11.do(契約していれば、大学ごとのデータベースからログインできるはずですので、まずはそちらをご確認ください。)
日経新聞を読みたいときはこれが超オススメ。日経新聞のバックナンバーを検索できるサービス。 もちろん、その日の朝刊等も読むことができます。 おそらく多くの大学で提携しているはずです。提携していない場合は有料ですのでご注意ください。
私は、企業研究や業界研究をする際に多用しました。私の場合、大学が日経新聞と契約していたため、日本経済新聞のみならず、日経ビジネスやら何やらすべて読み放題でした。こうした契約を結んでいることすら知らない学生が多いです。使えるものはじゃんじゃん活用しましょう。
ONE CAREER
こちらは、就活に特化したメディアです。あらゆる特集記事や、インターン等の選考情報などを掲載しています。中でも特徴的なのは、実際に学生が書いた企業ごとのES(エントリーシート)が多く掲載されていることです。真似をすれば通るわけでもありませんが、参考程度にするのはよいでしょいう。
注意しなくてはいけない点は、外資系や日経のトップ企業を目指す、学生をメインターゲットとしているため、中小企業を受ける学生にとってはあまり参考にならないということです。
日刊キャリアトレック
このメディアでは、様々な価値観を持った社会人の「仕事に対する考え方」を読むことができます。主にベンチャー企業の人が多いですが、新卒で大手企業に就職し、転職した方など様々な事例が紹介されています。就活をしていると、単に、ESや面接を通過することばかり考えがちですが、一度立ち止まって、日刊キャリアトレックを読むと、自分のこれからの人生をどう生きたいのかを考えるよいきっかけを与えてくれます。読んでいて、「この人の考え方かっこいい!」という人がいたら、その人の真似をしてしまえば良いのです。
ログミー
これもすごいメディアです。あらゆるイベントでのトークセッションなどを書き起こしているメディアです。中でも私が一番好きなのが、色々な人のスピーチを読むことができる点です。本当に心動かされるスピーチが多く、何度勇気づけられたことでしょう。就活の悩みなんて非常にちっぽけなことに気づき、前向きに楽しく面接に臨めるコト間違いありません。また、スピーチには心を動かす名言があふれています。気になった言葉はチェックして、自分なりの解釈を考えます。すると、どんどん自分の意見が湧き出てきて、自己分析の助けにもなるでしょう。もちろん、面接でもバッチリ使えます。
Vokers
就職や転職のための口コミ・リサーチサイトです。社員の生の声が掲載されており、社内の実情を少しは垣間見ることができます。こちらは無料会員登録が必要です。年収・残業時間・人間関係・社風など会社説明会では見えにくい情報をキャッチすることができます。ただし、あくまでものその人の考えや感想であるので、すべてを鵜呑みにしないことが肝心です。
その他、情報を効率的に集めるテクニック
メディアを読む以外にも、情報を効率的に集める方法があります。それは「自分で探さなくても、勝手に情報が流れてくる仕組みを作ることです。」
Google Alert
https://www.google.co.jp/alerts
これは、自分が気になる単語を設定しておくと、Googleがその言葉に関連する情報を勝手に届けてくれるサービスです。配信の頻度も自分で設定できるので、毎日でも週1でも自由に決めることができます。これによって、自分から探しに行かなくても自動的に情報を受け取ることができます。
すぐに「いいね!」をする
気になったものは「いいね」をしておくと、勝手にフィートに流れてきますので、いい情報にひょんな事で出会うことができます。また、友人が「いいね」した記事等も「いいね」すると、どんどん流れえてくる情報が増えて良いでしょう。
まとめ
ご紹介したメディアは私が就活の際に使っていたもので、オススメできるものです。ポイントは「質の高い情報をいかに効率良く集めるか」という点です。企業に関する情報などは、気にかけて意識的に調べないと、手に入るものではありませんので、苦労することもあるかと思いますが、頑張ってください。
ただ、実際に受ける会社の創業者の本などを読むことも非常に有効なので、ネットの情報だけを頼りにすればいいということではないので、誤解のなきようお願いします。
本当は違った!? 自己PRの書き方
本記事では、ESにおける自己PRの書き方を解説します。
そもそもアピールポイントとは?
実は多くの学生が、自己PRの正しいやり方を理解していません。
自己PRというと、これまで生きてきて自分のことがすごいと思ったことについて語るもののように感じてしまいますが、それは間違いであり、単なる自己満足であります。大切なのは、「周りからの評価」によって、客観的に人より優れているといえるポイントを書くということです。
したがって、本当のアピールポイントとは、「自分は当たり前にやれるけど、周りの人からすると難しいこと」なのです。あなたの周りにいる尊敬できる人や、すごいと感じる人を思い浮かべて下さい。
例えば、
- とっても時間に正確な人
- ストイックに努力できる人
- 整理整頓ができる人
- なんでも要領よくこなす人
- 記憶力がある人
などなど、あなたが尊敬する人はおそらく、あなたができないことを難なくやってしまう人ではありませんか?
企業も同様です。この人のこういうところすごいなと思う人を採用したいはずです。つまり、あなたが周りにアピールするべきポイントとは、「周りからすごいと言われる、もしくはすごいと思われるけれど、自分は当たり前にできること」なのです。
アピールポイントの見つけ方
ここからは、アピールポイントの見つけ方を解説します。
やり方は簡単です。あなたが日常的でイラッとくる出来事や、人を思い浮かべるのです。そういった出来事は、あなたが当たり前のようにすること、できることに反しているからイラッとくるのです。つまり、イラッとすることをあげていけばあなたのアピールポイントが見つかります。
例えば、
- 待ち合わせに平気で遅れる友達
- 自分で作った目標をすぐに諦める人
- 机の上が散らかっていて仕事が遅い人
- 物覚えが悪い人
こういったことりイラッとするあなたは、
- 時間に正確なひと
- 目標に対して貪欲に結果を求められる人
- 整理整頓できる人
- 何でもすぐに吸収できる人
なのでしょう。自分ではあまり気づかないけれど、周りからみると優れている点。これをアピールするべきなのです。
実際に書いてみた
(例)私の強みは、「どんなことに対してもまじめに取り組める力」です。具体的には、営業の長期インターンでの経験です。社員のアシスタントとして働いていた私にはあらゆる仕事が降ってきました。中でも大変だったことは、飛び込み営業です。全く相手にされないお客様に対し、うまく商品を売り込み契約を結ぶことができませんでした。原因は、自社の商品がお客様の課題解決になるということをきちんと説明できていないことでした。そこで私は、3つのことを実践しました。第1に社員さんの営業についてまわる回数を2倍に増やしたこと、第2に会社ないで共有されている営業に関する本を10冊読み、その内容をプレゼンしたこと、第3に実際に自分の身の回りに人に商品を使ってもらい感想を集めたことです。こうした努力を通じて、売る側と買う側両者の気持ちを理解することができました。結果、月10件の契約という目標を達成することができました。このように、私は貴社の一員として、壁にぶつかった時に投げ出すことなく常にまじめに仕事をやりぬきたいと考えています。
素晴らしいじゃありませんか。営業で結果を出すために、様々な工夫をこらして努力している姿がよく伝わりました。(気をつけたいのは、箇条書きにする場合は、どうしても長くなってしまうので、読みやすい工夫をしましょう。以下の記事では箇条書きの工夫の仕方を解説しています。)
しかし、あなたのアピールするべきポイントは本当に「真面目」ということでしょうか?確かに、真面目な人柄は伝わりますが、真面目な人はいくらでもいます。ここでアピールするべきは、「なぜ、その真面目さが結果を生みことにつながったのか」ではないでしょうか。
例えば、
- 結果を出すことに貪欲で、きちんと成果を残してきた
- あらゆる方法を考え、実行に移す行動力
- 自分一人で出来無いと判断したことは、素直に周りの協力を仰げる
などなど客観的に見るとこのような点が、優れているように思えます。ですので、これを踏まえて書きなおしてみます。
(修正後)私の強みは、「結果を出すために、あらゆる手を考え実践に移す力」です。具体的には、営業の長期インターンでの経験です。社員のアシスタントとして働いていた私にはあらゆる仕事が降ってきました。中でも大変だったことは、飛び込み営業です。全く相手にされないお客様に対し、うまく商品を売り込み契約を結ぶことができませんでした。原因は、自社の商品がお客様の課題解決になるということをきちんと説明できていないことでした。そこで私は、3つのことを実践しました。第1に社員さんの営業についてまわる回数を2倍に増やしたこと、第2に社内で共有されている営業に関する本を10冊読み、その内容をプレゼンしたこと、第3に実際に自分の身の回りに人に商品を使ってもらい感想を集めたことです。こうした努力を通じて、売る側と買う側両者の気持ちを理解することができました。結果、月10件の契約という目標を達成することができました。このように、私は貴社の一員として、あらゆる方法を考えながら、結果を出すことに全力をあげたいと考えいています。
こうすることで、ぐんと「自分の強みを理解している感」が増します。そして、何より、「会社でこういうふうに活躍してくれそう」という具体的なイメージが湧きやすくなりましたね。ここがミソです。
何度も述べている通り、ESは会社の人に自分を伝える作業ですので、相手によく伝わることが大事なのです。
まとめ
ご紹介したようなやり方で自己PRをすることで、一段深い内容にすることができます。「自分のことを相手に伝えるんだ」という気持ちを常に持ちながら書くことで、単なる自慢にならない自己PRを書くことができるはずです。
そして、自分のPRポイントがわかったら、周りの友人にストレートに聞いてみると良いでしょう。「確かに、お前のそういうところすごいと思ってた!」と言ってくれるかもしれませんし、「それは違くない?」と言われるかもしれません。どっちにしろ、ESを改善しやすくなる意見がもらえるはずなので、恥ずかしがらずに、友人に見せることをオススメします。